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【滋賀県愛知郡愛荘町】愛荘町観光ツアーのサイクリングコースを体験してきた!

愛知川駅

先日、滋賀県愛知郡愛荘町の観光モニタリングツアーに参加してきました。

ツアーには、①ドライブコース・②ウォーキングコース・③サイクリングコースの3種類のコースが用意されているのですが、今回はサイクリングコースに参加したのでその時の様子や感想をご紹介します。

巫女体験や地機(じばた)の機織り(はたおり)体験など、普段なかなか経験できない貴重な体験を行いました。

あわせて愛荘町の魅力もご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

目次

愛荘町(あいしょうちょう)とは?

まず、ツアーのレポートの前に簡単に愛荘町(あいしょうちょう)のご紹介をします。

愛荘町(あいしょうちょう)の位置
Google Mapsから引用

愛荘町(あいしょうちょう)は琵琶湖の東部に位置する地域です。

金剛輪寺をはじめとする神社仏閣や「近江上布」など伝統的工芸品が魅力的な街です。

また町には昔、宿場町として栄えた名残も残っています。

愛荘町観光ツアーのサイクリングコース

ここからは、愛荘町観光ツアーのサイクリングコースのご紹介です。

今回、サイクリングで訪れた施設とそのタイムスケジュールは以下になります。

  1. 愛知川駅スタート(9:30出発)
  2. 豊満神社(9:40~11:40)
  3. くよもん農園(11:50~12:10)
  4. なごみカフェ(12:15~13:55)
  5. ののすておりがみ屋&刺繍屋ポイトコセ(14:00~14:25)
  6. 近江上布伝統産業会館(14:30~16:00)
  7. 愛知川駅(16:10到着)

ここからはひとつずつ施設の紹介やそのとき訪れた感想をお伝えします。

①愛知川駅スタート(9:30出発)

愛知川駅
愛知川駅

サイクリングコースは愛知川駅で自転車を借りて、スタートになります。

自転車は、スポーツサイクリング自転車と電動アシスト自転車の2種類の中から選ぶことができます。

スポーツサイクリング自転車

今回は、スポーツサイクリング自転車を借りることにしました。

こちらの自転車は、スピードや時間も確認することができました。

このあと各スポットへの移動時間もご紹介していきますが、そのときの時間は時速10km前後(ゆったりまわりの景色を楽しめるほど)の速さで移動した時間になります。

②豊満神社(9:40~11:40)

愛知川駅を出発して約10分、まずはじめに訪れたのは豊満(とよみつ)神社です。

上記写真の赤い正門は「四脚門」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。

また豊満神社は、「美」や「恋愛」、「勝運」のパワースポットとして知られています。

豊満神社の四脚門

巫女体験

今回、豊満神社では巫女体験を行いました。

※豊満神社では、まもなく(記事執筆時2022年11月)巫女体験ができるサービスが開始されます。

実際に巫女の衣装に着替えて、神楽・舞体験を行いました。

神社の巫女さんが丁寧に舞の動作を教えていただいたため、音楽に合わせながら楽しく舞うことができました。

巫女体験中は神社の方にカメラでお写真を撮っていただけるので、お写真を撮ることなく巫女体験に集中することができました。

撮っていただいたお写真は、体験後スマートフォンに送信していただけます。

巫女体験のプランには、御朱印代も含まれています。

御朱印を書く前

上記の状態で御朱印をご用意していただき、自分たちで書いていきました。

御朱印を書いた後

お花のスタンプも用意していただけるので、周りのお花のデザインも自分で決めることができます。

オリジナルの御朱印ができて、とてもいい思い出になりました。

ハート石

ハート石

神社内にあるこちらの石はハート石と呼ばれる石で、恋愛占いをすることができます。

意中の人を思い浮かべながらこの石を持ち上げて、軽いと感じたら恋は叶い、重いと感じたら恋は叶いにくいといわれています。

他のツアー参加者の方とこの石を持ち上げましたが、軽いと感じた方も重いと感じた方もどちらもいました。

ぜひ豊満神社に行った際は、ハート石で恋愛占いもやってみてください。

なお意中の人がいなくても石を撫でると「縁結び」の御利益があるといわれています。

美人の木

美人の木

こちらは、「美人の木」といわれる木です。

美脚のように真っすぐと伸びていることから「美人の木」と呼ばれています。

木に触れると美肌の御利益があるといわれています。

その他

豊満神社にはその他にも、首長竜のような見た目をした「恐竜の木」や「勝運伝説の竹藪」など見どころがたくさんあります。

今回紹介しきれなかった見どころや詳しい巫女体験の様子は、下記記事でご紹介していますので興味のある方はぜひご覧ください。

豊満神社への滞在時間は2時間ほどでしたが、巫女体験や自由散策をしているとあっという間に時間が過ぎてとても楽しかったです。

③くよもん農園(11:50~12:10)

くよもん農園の外観
くよもん農園外観

次にやってきたのが、「くよもん農園」です。

豊満神社からは、約10分で到着しました。

「くよもん農園」では、地元の農家で作られた特産品やお弁当、惣菜をお買い物することができます。

くよもん農園の店内
地元の農家で採れた野菜

こちらのコーナーでは、弁当や惣菜も売られています。

くよもん農園の店内
お弁当、惣菜コーナー

入り口付近では、地元の方が作ったかわいいパンダの石鹸も売られていました。

くよもん農園の店内
パンダの石鹸

④なごみカフェ(12:15~13:55)

なごみカフェ外観
なごみカフェ外観

ここからは、愛知川ふれあい本陣の中にある「なごみカフェ」でお昼ご飯の時間です。

愛知川ふれあい本陣は、飲食・観光・宿泊などが行える総合施設です。

くよもん農園からは約5分で到着しました。

なごみカフェ店内
なごみカフェ店内の様子

今回注文したメニューは、「鉄板ナポリタン(サラダ付)」。

なごみカフェの「鉄板ナポリタン(サラダ付)」
ナポリタン

もっちりとした麺とケチャップソースとたまごが絡み合い、とても美味しかったです。

ボリュームも満点で最高でした。

食後には、オレンジジュースと抹茶アイスもいただきました。

オレンジジュースと抹茶アイス

ナポリタンの後の甘いデザートは、最高に美味しかったです。

「滋賀さんぽch」のInstagramでは、動画を加えてもう少し詳しく「なごみカフェ」についての投稿を行いました。

もしよければ下記の投稿もご覧ください。

食後は少し時間があったので、「なごみカフェ」と同じく愛知川ふれあい本陣にある「旧近江銀行愛知川支店」や近くの「宝満寺」へ行きました。

旧近江銀行愛知川支店

愛知川ふれあい本陣
旧近江銀行愛知川支店

こちらの施設は、大正15年に建てられた「旧近江銀行愛知川支店」をリニューアルして建てられた施設です。

昔、宿場町として栄えた愛知川地域の歴史を学ぶことができます。

また実際に旧近江銀行で使用されていた金庫も保存されていました。

愛知川ふれあい本陣に保管されている旧近江銀行の金庫
旧近江銀行で使用されていた金庫

宝満寺

宝満寺
宝満寺

次に訪れたのが、「宝満寺」です。

なごみカフェから徒歩1分ほどで宝満寺に到着しました。

宝満時に着くと、真っ先に目に入ってきたのが高さ2mほどの大きな銅像でした。

お寺の方に確認したところ、こちらの銅像は浄土真宗の宗祖である親鸞聖人だといいます。

「宝満寺」親鸞聖人の銅像
親鸞聖人の銅像

その昔、宝満寺に親鸞聖人がやってきたのがきっかけで、宝満寺も浄土真宗のお寺になったそうです。

銅像が大きい理由は、親鸞聖人の存在の大きさを表しているからではないか、とお寺の方は言っておられました。

⑤ののすておりがみ屋&刺繍屋ポイトコセ(14:00~14:25)

「なごみカフェ」で食事を済ませて次に訪れたのは、「ののすておりがみ屋&刺繍屋ポイトコセ」です。

なごみカフェからは約5分で到着しました。

ののすてとは、1884年に創業を開始した「野々捨商店(ののすてしょうてん)」から由来しています。

野々捨商店は伝統的工芸品である近江上布を製造するお店の1つでしたが、2002年に廃業されています。

しかしそんな野々捨商店の伝統や歴史を残すために「ののすておりがみ屋」が生まれました。

2019年4月には、「刺繍屋ポイトコセ」がののすておりがみ屋の中にオープンしています。

「ののすておりがみ屋」の店内
店内の様子

店内には、おりがみをはじめとする雑貨がたくさん並んでいます。

きれいな模様の折り紙がたくさんありました。

ののすておりがみ
ののすておりがみ

こちらは、刺繍屋ポイトコセの商品です。

刺繍屋ポイトコセの商品
刺繍屋ポイトコセの商品

「ポイトコセ」とは、滋賀県の言葉で「ピョンと飛び越えろ」という意味だそうです。

かわいいデザインの刺繍の商品がたくさん並んでいました。

商品には、名前や模様などのオリジナルの刺繍を入れることもできます。

刺繍屋ポイトコセのオリジナル刺繍
オリジナル刺繍

⑥近江上布伝統産業会館(14:30~16:00)

近江上布伝統産業会館

最後の目的地は、ゆめまちテラスえちの中にある「近江上布伝統産業会館」です。

「ののすておりがみ屋&刺繍屋ポイトコセ」からは、約5分で到着しました。

近江上布伝統産業会館の飛び出し坊や
飛び出し坊や

施設の前には、近江上布を身にまとった「飛び出し坊や」がお出迎えしてくれています。

「近江上布伝統産業会館」は、国の伝統的工芸品である「近江上布」の魅力を堪能することができる施設です。

また、日本で唯一の「地機(じばた)の機織り(はたおり)体験」ができる施設になります。

「地機(じばた)の機織り(はたおり)体験」と聞いてピンとこない方は、下記の動画をご覧ください。

下記動画の2分56秒あたりからの映像が、地機(じばた)の機織り(はたおり)の様子です。

(動画は近江上布伝統産業会館の公式YouTubeからの引用です。)

また施設には産地ショップが併設されており、麻製品の販売がされています。

近江上布伝統産業会館の産地ショップ
産地ショップの様子

地機(じばた)の機織り(はたおり)体験

ここからは、地機(じばた)の機織り(はたおり)体験の感想をお伝えします。

体験では、大麻(おおあさ)の手績み(てうみ)糸を使ってしおりを織りました。

近江上布伝統産業会館の地機(じばた)
地機(じばた)

今回体験する地機(じばた)の機織り(はたおり)は、600年前の技術とほとんど同じ技術だそうです。

地機(じばた)は腰で経糸(たていと)を引っ張り糸の張力を調整するため、まずは地機(じばた)についているベルトを腰に巻きつけます。

近江上布伝統産業会館の地機(じばた)の機織り(はたおり)体験
地機(じばた)の機織り(はたおり)体験中の様子

画像では分かりにくいのですが、経糸(たていと)は地面から垂直に見て、上の層と下の層があります。

その上の層と下の層間に緯糸(よこいと)を左右から交互に糸を通していくことで、織られていきます。

作業は普段使わないような動きをするため、身体がガチガチになりながら作業を行いました。

緯糸(よこいと)が切れたり絡まったりしながらも施設の方に助けていただき、なんとかしおりが完成しました。

完成したしおりはこちらです。

地機(じばた)の機織り(はたおり)体験で作ったしおり
完成したしおり

不格好な完成品になりましたが、自分で作り上げた達成感と貴重な経験ができた満足感でいっぱいです。

「近江上布伝統産業会館」の体験プログラムや産地ショップの様子、「近江上布」についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事に詳しくまとめていますのでこちらをご覧ください。

⑦愛知川駅(16:10到着)

「近江上布伝統産業会館」から約10分かけて、スタート地点の愛知川駅に帰ってきました。

愛荘町の伝統技術や神社、お寺、そのほかにもグルメを堪能できて1日が過ぎるのがあっという間でした。

巫女体験や地機(じばた)の機織り(はたおり)体験など普段できないような体験もできて、とても満足しました。

愛荘町でサイクリングした感想

最後に、愛荘町でサイクリングした感想をお伝えします。

今回自転車で通ったコースは、信号や段差が少なかったためとても快適にサイクリングをすることができました。

道も広いところが多く、車が通って危ないと感じる場面はありませんでした。

のどかな街並みで、きれいな空気を感じながらサイクリングすることができてとても気持ちがよかったです。

まったりとサイクリングをしながら、伝統技術や神社、お寺を楽しみたい方におすすめです。

ぜひ、愛荘町でサイクリングしながら観光をしてみてください。

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