戦国時代の武将・織田信長の居城安土城は本能寺の変の後、焼失してしまいましたが、安土城跡近くにある安土城天主信長の館では黄金に輝く天主が再現されています。
このページでは安土城天主 信長の館の概要や場所、見どころを中心にご紹介します。
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豪華な天主を誇った幻の安土城と関連施設から織田信長をしのぶ(滋賀県安土城)
安土城天主信長の館とは
安土城は地下1階、地上6階建ての大きな城で、それまでの城の常識をくつがえすような豪華絢爛な天主を持っていました。
(通常は天守と書きますが、安土城の場合は天主と書きます)
現在は城跡として石垣の一部や城の遺構が残るのみとなっています。しかし、安土城の様子は宣教師であるルイス・フロイスが記録を残しています。
それらの資料をもとに、1992年にスペイン・セビリア万博に出展するために天主部分(5階・6階)を再現しました。
天主 信長の館はその天主を展示したものです。

安土城天主信長の館の場所
安土城天主 信長の館は安土城跡の近く、「安土城考古博物館」や「文芸の郷」の近くにあります。
安土城天主信長の館の概要
安土城天主 信長の館の概要は下記の通りです。
- 住所:滋賀県近江八幡市安土町桑実寺800番地
- 入場料:一般600円(500円)・学生:350円(250円)・小中学生:170円(120円)
( )内は20名以上の団体料金 - 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日が休館)と年末年始(12/28~1/4)
(夏のお盆休みは休まず開館) - 電話番号:0748-46-6512
入館料は一般600円ですが、安土城考古博物館との共通券にすると900円で両方に入れるのでお得です。
信長の館の地図
信長の館の地図は下記の通りです。
安土城天主 信長の館の見どころ
安土城天主 信長の館の見どころをご紹介します。
絢爛豪華な天主
なんといっても最大の見どころは再現された天主です。
金箔を貼った豪華な天主の壁や赤い柱などは必見です。
その場での写真撮影も可能ですが、SNSへのUPはご遠慮くださいと注意があります。
安土城の模型もあります。
VRの安土城シアター
VR(バーチャルリアリティ)による安土城の様子を映し出すシアターもおすすめです。上空から安土城を見下ろしたり、城内を見たりといった体験ができます。
上映時間が決まっているので入館したらまず上映時間を確認し、それに合わせて他の展示物を見るといいですよ。上映時間は約15分間です。
家康饗応膳の献立
天正10年に信長が徳川家康を安土城に招いた際に出された献立が展示されています。
これは家康が武田氏を倒した武功をねぎらう目的で開催されました。天正10年5月15日・16日の2日にわたるもので、この2日間でなんと120品目もの品が出されたとのこと。
鯛の焼物やウナギの丸焼き、鴨汁、鮎、数の子、えびの船盛り、滋賀の名産ふなずしなど全国各地から集めた当時の最高級の食材が集められました。
このときの接待役を任されたのが明智光秀ですが、直後に信長から「やり過ぎだ!」と叱責されてしまいます。このときの遺恨が本能寺の変の引き金になったのでは?と言われています。
安土城天主復元の記録
1992年にスペイン・セビリアで開催された万博に出展するために安土城天主が再現されましたが、その過程の様子を展示してあります。
ちょっと地味な展示ですが、再現するにあたっての苦労や貴重な資料、写真などが見られるのでおすすめです。
安土城天主 信長の館のお土産
お土産も必見です。
信長や戦国武将に関するさまざまなグッズがあるので、お気に入りの一品を探してみてください。
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