滋賀県甲賀市にある「甲賀流リアル忍者館」。
施設は無料で入館することができ、展示や体験を通じて甲賀流忍者の魅力を体感することができます。
今回は実際に「甲賀流リアル忍者館」へ行ってきましたので、その時の様子や施設の見どころ、感想をお伝えします。
記事の最後には日本遺産「忍びの里 伊賀・甲賀」についても簡単にご紹介していますので、ぜひご覧ください。
「甲賀流リアル忍者館」とは?

「甲賀流リアル忍者館」は施設の名前のとおり、かつて甲賀で活躍をした甲賀流忍者のリアルな姿を知ることができます。
手裏剣体験やAR技術を活用した写真撮影スポットなど体験コーナーも充実しているため、楽しみながら忍者の魅力を体感することができます。
施設入場料や体験料は、すべて無料です。(忍者の衣装レンタルは除く)
「甲賀流リアル忍者館」館内の紹介

ここからは、「甲賀流リアル忍者館」の様子をご紹介します。
まず建物に入ると入り口では、甲賀市のマスコットキャラクター「にんじゃえもん」がお出迎えをしてくれます。

また、忍者の衣装に身をまとった信楽焼のたぬきもお出迎えしてくれています。
※信楽焼は国の伝統的工芸品で、滋賀県甲賀市信楽町を中心に作られる陶器です。

施設は2階建てとなっています。
1階では忍者に関する展示や手裏剣の体験コーナー、お土産コーナーなどがあります。
展示は忍者について知識のない人でも楽しく読めるように、かわいいイラストや図解を用いて作られていました。

2階には甲賀流忍者をイメージしたプロジェクションマッピングの上映や、甲賀流忍者調査団の研究成果の展示室があります。
「甲賀流リアル忍者館」の見どころ
ここからは、施設の見どころをピックアップしてお伝えします。
今回ご紹介する見どころは、以下の通りです。
- 手裏剣体験
- AR撮影
- プロジェクションマッピング
- 展示室
- お土産コーナー
1つずつご紹介していきます。
手裏剣体験

まずはじめにご紹介するのは、1階にある手裏剣体験コーナーです。
体験は無料で行うことができます。
実際に体験をさせていただきましたが、コツをつかむまではなかなか手裏剣が的に刺さらなくて難しかったです。
手裏剣の打ち方の解説を見て、なんとか的に当てることができました。

AR撮影

次にご紹介するのが、AR撮影です。
上記のお写真は向かって右側に立って手を炎の方に出すと、手から炎が出ているようなお写真になります。
お写真の左下にあるQRコードを読み込めば、誰でも簡単に上記のようなお写真が撮れます。
館内には、このようなAR撮影スポットが複数存在しています。

プロジェクションマッピング

続いては2階にあるプロジェクションマッピングをご紹介します。
プロジェクションマッピングには、甲賀流忍者をイメージした映像が放映されていました。

映像はきれいで、ゆったりと流れるように進んでいきます。
音楽や演出からも忍者らしさを感じました。

展示室

次にご紹介するのは、2階にある甲賀流忍者調査団の研究成果の展示室です。
展示室には、忍者に関する書物や武器などの道具が展示されていました。
書物には解説がセットで添えられているため、忍者のリアルをより具体的に深く知ることができます。

お土産コーナー

最後にお土産コーナーのご紹介です。
お土産コーナーには、忍者に関するお菓子屋や雑貨などが販売されていました。
下記のような鉄で作られた手裏剣も販売されています。

こちらには、忍者の模様が入ったキーホルダーなどの雑貨がたくさん置いてあります。

お支払いは、現金のほかに下記の決済方法が使用できます。(※2022年11月19日現在)

「甲賀流リアル忍者館」の感想

「甲賀流リアル忍者館」は、無料の施設にもかかわらず展示や体験できる内容が濃くて、とても満足しました。
展示はイラストや図解を用いて読みやすい工夫がされていたため、楽しく忍者について知ることができました。
甲賀流忍者のリアルな姿や功績を知ることができ、忍者についてさらに興味をそそられました。
「甲賀流リアル忍者館」の概要

最後に施設の情報をご紹介します。
施設名 | 甲賀流リアル忍者館 |
住所 | 〒520-3311 滋賀県甲賀市甲南町竜法師600番地 |
駐車場 | あり |
開館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月3日) |
営業時間 | 10時00分~16時00分 |
入館料 | 無料 |
忍者衣装代 | 100円(館内用)、1000円(館外着用可、上下セット) |
「甲賀流リアル忍者館」は、展示や体験を通じて甲賀流忍者の魅力を感じられる施設です。
入館は無料で、手裏剣体験やAR撮影など見どころはいっぱいなので、興味を持った方はぜひ行ってみてください。
【最後に】日本遺産「忍びの里 伊賀・甲賀」とは?
ちなみに今回記事でご紹介した甲賀市の忍者文化は、三重県の伊賀市と共に日本遺産に認定されています。
日本遺産とは、文化庁に認定された「魅力ある地域の文化財を1つのストーリーにまとめたもの」のことをいいます。
日本遺産について解説
日本遺産では、神社やお寺などの施設が個々で文化財として認定されるのではなく、地域の「食文化」「城郭」「伝統芸能」「寺院・仏閣」「遺跡」などが1つのストーリーにまとめられて認定されます。
「忍びの里 伊賀・甲賀」は、伊賀と甲賀が持つリアルな忍者の文化や伝統を語るストーリーです。
滋賀県の施設では、「油日神社」や「甲賀忍術博物館」などが「忍びの里 伊賀・甲賀」の構成文化財となっています。
(「忍びの里 伊賀・甲賀」の構成文化財一覧は、日本遺産ポータルサイトのこちらのページをご覧ください。)
忍者の文化や魅力に興味を持った方は、ぜひこれらの施設を巡ってみてはいかがでしょうか。