滋賀県大津市坂本にある西教寺の唐門には「麒麟(きりん)」の像があります。西教寺と言えば2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀ゆかりの寺院です。
このページでは西教寺の麒麟の像についてご紹介します。
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西教寺の麒麟の像はどこにある?
まず西教寺のどこに麒麟の像があるのかをご紹介します。
麒麟の像は「宗祖大師殿」という建物の唐門に彫られています。
こちらが宗祖大師殿の入り口で、この門のことを「唐門」と呼びます。
宗祖大師殿とは
宗祖大師とは天台宗真盛派の開祖・真盛上人のことで、その真盛上人を祀っているお堂のことを指します。
その唐門に1対の麒麟の像が彫られています。
こちらが唐門です。奥に見えるのが宗祖大師殿です。
唐門にはこのように麒麟の像が彫られています。
西教寺の開祖・真盛上人
西教寺は古くは聖徳太子が開山した寺院ですが、一時期はすたれていました。
それを再興したのが真盛上人だと言われています。
こちらは開祖・真盛上人の幼少期の像です。
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麒麟とは?
麒麟(きりん)は架空の生き物で、中国神話に登場したと言われています。
外見は鹿に似ていますが、顔は龍に似ていて、牛の尾と馬の蹄(ひづめ)を持つとのこと。
性格は穏やかで優しく、神聖な生き物ということです。
中国の『礼記』には王が仁のある政治を行うときに現れるとされています。
2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では乱世の戦国時代に、いつどんな麒麟が現れるのか…その描き方を楽しみにしたいと思います。
西教寺になぜ麒麟がいるのか?
ところで滋賀県大津市の西教寺になぜ麒麟の像が彫られているのでしょうか?
こちらはお寺の僧侶の方にお聞きしましたが、「わからない」とのことでした。
西教寺は明智光秀の妻・煕子の墓や明智一族の供養塔などがある明智家の菩提寺ですが、それと麒麟の像の関係、さらにはドラマのタイトル「麒麟がくる」の関係などは不明とのことでした。
ちなみに西教寺で麒麟の像があるのはこの宗祖大師殿の唐門だけですので、参拝された折にはぜひ探してみてください。
よく見るとこの対の麒麟、左側は口を閉じ、右側は口を開けるという「阿吽(あうん)」の形になっていますね。
(左側の麒麟)
(右側の麒麟)
西教寺 唐門から見る琵琶湖
唐門前からは琵琶湖が一望できて、眺めも楽しめますよ。
西教寺の猿
また、寺院のあちこちには寺を守る「護猿(ござる)」という猿の像がたくさん見られます。そちらも探してみると楽しいですよ。
西教寺 唐門の行き方
西教寺の開祖大師殿の唐門に行くには、正門から参道を進むと案内板が出てきます。
この石段を上がると自然と開祖大師殿の前(唐門)に出ます。
この唐門に麒麟の像があるということを知らないと、そのまま本堂に進んでしまい、見落とすことがあります。
もし麒麟を見たければ、ここで石段を上がって行ってくださいね。
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