滋賀院門跡(しがいんもんぜき)は歴代天皇家とゆかりのある京都・法勝寺から建物を移築した寺院で、比叡山延暦寺の僧侶が里で暮らす里坊の総本山的な位置づけを持っています。

織田信長の比叡山焼き討ちの後、天海(てんかい)大僧正が復興に力を入れました。天海は徳川家康をはじめ徳川3代将軍に仕えたことでも知られています。

このページでは滋賀院門跡の本堂や写経、御朱印、庭園についてご紹介します。

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滋賀院門跡の内仏殿とご本尊

滋賀院門跡内にはいくつかの展示スペースがあり、ゆかりの品が展示されています。(常設展示)

ひと通り展示を見学したら、次は内仏殿に向かいます。

内仏殿にはこのような緩やかな階段を進んでいきます。

滋賀院門跡 内仏殿

内仏殿にはご本尊がおまつりされています。

滋賀院門跡のご本尊

滋賀院門跡のご本尊は薬師如来で、その両脇に天台大師・伝教大師が配置されているそうです。
天台大師とは中国のえらいお坊様で、今から約1400万年前に中国で活躍されていました。当時、インドから中国にもたらされた仏典を調べて、法華経が一番尊く、すべての人々を救うことができると判断され、天台教学を立てられたとのことです。

そして、伝教大師は最澄とも呼ばれ、比叡山で天台宗を開いた方です。

さらに奥殿には後陽成上皇、後水尾上皇、明治天皇、徳川歴代の将軍、江戸時代から明治時代にかけての天台座主の宮と、明治以降の天台座主の位牌がまつられています。

ご本尊や像、お位牌などは撮影禁止でした。

滋賀院門跡の写経

内仏殿、窓に面した場所に写経スペースが設けられています。

滋賀院門跡 写経

般若心経(約30分~50分)、舎利礼文(しゃりらいもん)(約10~20分)のどちらかを選べます。上からなぞれる用紙が準備されているので、こちらで写経をして受付で奉納料として1000円以上を納めます。

舎利礼文は72文字なので、時間がないという方におすすめです。

滋賀院門跡 写経スペース

内仏殿から三上山が見える!

内仏殿の窓からは琵琶湖の向こうにある三上(みかみ)山が見えます。三上山は「近江富士」とも呼ばれる美しい山です。

滋賀院門跡 三上山

少しアップにしてみます。このようにはっきり見えますよ。

滋賀院門跡 三上山

滋賀院門跡の内仏殿のご本尊・薬師如来は比叡山延暦寺の根本中堂の薬師如来と同じ方向を向いているそうです。
そして、延暦寺根本中堂と滋賀院門跡を線で結んだ延長線上に三上山が位置しているのだとか。

滋賀院門跡を参拝されたら、ぜひ内仏殿の窓から三上山を見てみてくださいね。

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滋賀院門跡の庭園

滋賀院門跡には小堀遠州作の庭園があります。

滋賀院門跡 庭園

小堀遠州は滋賀県長浜市の出身で、各地の多くの庭園を手がけています。

坂本には多くの里坊がありますが、この滋賀院門跡や竹林院、律院など9ヶ所の庭園が「国指定名勝」に指定されています。

滋賀院門跡 庭園

ここにはいくつかの部屋があり、すべて庭園に面していますが、どの部屋から見てもひとつの絵のように完成されていて、また廊下から庭園全体を見ても完成された絵のように見えると言われています。

滋賀院門跡 庭園

滋賀院門跡の御朱印

滋賀院門跡で御朱印をいただきました。

滋賀院門跡 御朱印

ここは「びわ湖百八霊場」の第九番なので、私はそちらの御朱印をお願いしましたが、普通の御朱印も用意されています。
受付で先にお金(300円)を納めて御朱印帳を渡しておくと、帰りに受け取ることができます。

このように滋賀院門跡は歴史があり、比叡山延暦寺や徳川幕府とのつながりも深いところです。
ゆっくり参拝してみてくださいね。

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