滋賀県大津市にある立木観音は800段ほどある石段を上がったところにあります。
弘法大師(空海)が42歳のときに開いたと言われます。
今回は、立木観音の駐車場と石段の様子をご紹介します。
立木観音(滋賀県大津市)の言い伝え
立木観音(滋賀県大津市)の言い伝えを紹介します。
空海が42歳のときに瀬田川まで来たところ、川の流れが速くて渡れずに困っていました。
しかし、そこに白い鹿が現れ、空海を乗せて対岸まで運んだと言われています。
白い鹿は観世音菩薩に姿を変えたことから、空海が霊木に観世音菩薩像を彫り、本尊として寺を建立しました。
そのとき弘法大師は42歳の厄年だったので、自分だけでなく人々を災厄や病いから救ってほしいと心願を立てたのがきっかけで立木観音ができたということです。
立木観音の駐車場
立木観音には車で行くのが便利です。
石段に向かう道路沿い(瀬田川沿い)に無料駐車場があり、50台ほど止められます。
また、年末年始~2月中までの参拝客が多い時期は、少し離れたところにも駐車場が設けられます。

こちらが実際の駐車場の様子です。

石段の上から見た駐車場
道路沿い(瀬田川沿い)にあります。

立木観音の石段
立木観音は立木山の上に本堂があり、そこまでは800段あまりの石段を上がる必要があります。
駐車場から道路を渡って石段口に
まず駐車場(駐車場の端にバス停もあります)から道路を渡って石段の上がり口まで行きます。

上がり口に手水があるので浄めます。

なお、境内にも手水があるので、ここでできなくても問題はありません。
石段はくねくねと曲がりながら上がりますが、手すりがあるのでゆっくり上がれば30分ほどで境内(本堂)に着きます。

基本的に石段は左側通行です。
石段の途中に弘法大師の像
石段の途中に弘法大師の像があるので、ここでご挨拶をします。

石段のあちこちにある歌碑
石段の途中、あちこちに歌碑が建っています。

これをながめながらぼちぼち上がっていきましょう。

境内に入る前に一礼
この鳥居のようなものが見えたら、もうすぐ頂上です。
境内に入る前にこちらで一礼をしましょう。

立木観音の石段は高齢者や子どもでも大丈夫?
立木観音の石段は800段あまりあり、傾斜もあるので若い人でもきついと感じます。
特に運動不足の人にはこたえるかも知れません。
そこで気になるのがシニアの方や小さなお子様です。
私が行ったときの様子では、結構ご高齢の方も上がっておられました。
中には杖をつきながら…という方もおられましたが、ゆっくりとご自身のペースで行けば大丈夫だと思います。
また、小学校低学年や幼児も自分の足で歩いていました。
中には乳児を抱っこしたパパやママもいます。
とは言っても、それぞれの体調によっては大変だと感じるので、決して無理はなさらないようにしてくださいね。
立木観音のお堂には車では行けない
立木観音のお堂に参拝するには、この長い石段を上がる方法しかありません。
階段を上て行くのが難しい方は、どなたか代理の方にお参りしてもらって、お守りなどをいただいてもらうのがいいでしょう。
立木観音の石段を降りるときの注意

参拝を終えたら石段を左側通行で降りていきます。
上から見た石段の様子です。
傾斜があるので、転ばないようにゆっくりと踏みしめるように降りていきましょう。