滋賀県甲賀市信楽町には「陶芸村」があります。
陶芸村では、陶芸体験を行えたり登り窯の見学ができたりします。
今回は、実際に陶芸村に行ってきましたので、その時の陶芸村の様子や施設の見どころをご紹介します。
信楽の陶芸村ってどんなところ?
滋賀県甲賀市信楽町は陶芸の里と呼ばれるように多くの窯元があり、陶芸店があります。
陶芸村はその窯元のひとつである「奥田忠左ェ門窯」の土地で焼物に関することを公開している施設です。
「陶芸村」という行政区の村があるわけではないのでご注意ください。
また、陶芸作家さんたちが集まる場所でもなく、一般の方に信楽焼に親しんでもらおうという趣旨の施設です。
なお、このページでご紹介しているのは「陶芸村 本店」です。
系列店で「陶芸村 国道店」もあります。
信楽陶芸村の内容
信楽の陶芸村の内容は次の通りです。
- 陶芸教室
- 窯元の作業部屋や登り窯の見学
- 登り窯カフェ
- 売店
陶芸村の陶芸教室

陶芸教室では、自分で粘度を使って茶碗や皿を作ったり、たぬきに自分だけの色をつけたり、茶碗などに絵を描いたりできます。
できた作品は焼いて仕上げてくれます。
家族連れで来ている方もいました。
このような作品が作れます。

400名が一度に入れる大きな教室なので、学校の体験学習や修学旅行でもよく利用されています。
こちらは陶芸教室の作品を乾燥しているところです。

窯元の作業部屋や登り窯の見学
陶芸村では、作業部屋や登り窯を見学することができます。

歴史を感じる作業部屋を見学できます。

奥田忠左ェ門窯をはじめとする信楽では、火鉢の生産が全国シェアの90%を占めるほど盛んでした。
ところが電気ストーブの普及で需要がなくなり、火鉢以外の商品を作るようになりました。
今ではたぬきの置物や食器、花器などが多いのですが、それ以外にも各窯元のオリジナルの作品も多くあります。
この写真は信楽名物たぬきの焼物ができる過程で、型にはめられている様子です。

拡大図がこちらです。

コロンとしたたぬきの後ろ姿がなんだか笑えますね。
このように現在も製造している歴史ある窯元です。
登り窯は昭和9年(1934年)に造られ、1995年ごろまで使われていました。
内部の様子などを見ることができます。

登り窯カフェ
登り窯は今ではカフェとして活用し、予約が取れないほどの人気になっています。

登り窯カフェについてはこちらで詳しくご紹介しています。

売店

売店の様子です。
たぬきの置物、湯飲みやマグカップ、茶碗、皿、花器などさまざまな作品が販売されています。
お値段もリーズナブルなものが多いです。

地方発送にも対応しているとのことです。
いたるところにたぬきがいます
信楽焼と言えばたぬき。
陶芸村でもいたるところにたぬきがいます。

記念写真はこちらでするといいですね。

信楽 陶芸村の見どころ
陶芸村の見どころは、なんといっても「登り窯」です。
信楽町中でも登り窯は数件しかありません。
そのうち現在でも稼働しているのは宗陶苑だけですが、陶芸村では使っていないからこそ内部を見ることができるというメリットがあります。
また、予約が必要ですが「登り窯カフェ」もおすすめです。
世界初という珍しいカフェをぜひ体験してみてください。
信楽 陶芸村の概要と行き方
陶芸村に行く方法をご紹介します。
- 陶芸村 公式サイト
- 電話番号:0748-82-0522
- 住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1131
- 駐車場:無料
- 陶芸教室と登り窯カフェは要予約
なお、登り窯カフェはケーキセットとアイス、ドリンクのみで食事はありません。
陶芸村の中にも食事はないので、駅周辺などの飲食店をご利用されるといいです。
広い無料駐車場があるので、車でも気軽に行けます。
信楽駅からも歩いて行けます。
陶芸村のまとめ
信楽の陶芸村は奥田忠左ェ門窯という窯元の土地を活用した施設で、陶芸教室や登り窯カフェなどがあります。
予約が必要ですが、登り窯カフェは一度体験してみる価値ありです。
陶芸教室も修学旅行など団体の利用が多いので、予約してから行くのがおすすめです。
信楽駅から歩いても行けますし、無料駐車場もあるのでぜひ一度行ってみてください。