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近江八景のひとつ浮御堂(うきみどう)~琵琶湖に浮かぶお堂の見どころ

近江八景のひとつである浮御堂(うきみどう)は、正式名称を「海門山満月寺」と言います。

建立は古く平安時代にまでさかのぼり、恵心僧都(えしんそうず)(源信)によって建てられました。

今回は、そんな浮御堂の見どころをご紹介します。

目次

浮御堂とは

浮御堂は滋賀県大津市堅田の琵琶湖畔にある寺院です。

臨済宗大徳寺派の寺で、お堂が琵琶湖に突き出ているのが特徴です。

近江八景の1つに「堅田の落雁(らくがん)」があります。

これは浮御堂の上を飛ぶ雁の様子を描いたものです。

浮御堂の始まり

浮御堂は恵心僧都によって建立されました。

恵心僧都は比叡山延暦寺の横川(よかわ)で修行をしていました。

ある日、横川から琵琶湖の方をながめていると湖面が光り輝いているのが見えました。

気になった僧都が網ですくってみると黄金に輝く阿弥陀仏像が出てきたそうです。

それを見た恵心僧都は魚類の殺生を供養するために、阿弥陀仏像をおさめた浮御堂を建てたと言われています。

また、当時は琵琶湖を船で行き交うことが多かったのですが、比叡おろしの強風で船の転覆や事故が相次いだため、湖上の安全も祈願したとのことです。

浮御堂の見どころ

浮御堂

浮御堂はそれほど大きなお堂ではありませんが、琵琶湖畔に浮かぶように見える様子がとても美しいです。

また、お堂のまわりをぐるっと歩けるのでそこから琵琶湖を眺めるのもおすすめです。

立派な松の木の下の橋を渡っていきます。

浮御堂
琵琶湖に浮かぶ様子

浮御堂から琵琶湖を見た様子です。ゆったりと浮かぶ船や琵琶湖のさざなみが見えます。

浮御堂

千体の阿弥陀像

浮御堂 観音像

浮御堂には阿弥陀仏像や観音像が奉安されています。

堂内の写真撮影は禁止されているので撮れませんでしたが、恵心僧都が自ら彫ったと言われる千体の阿弥陀仏がおさめられています。

浮御堂の概要

浮御堂は大津市堅田の琵琶湖畔にあります。

  • 住所……大津市本堅田1-16-18
  • 電話番号……077-572-0455
  • 拝観時間……8:00~17:00
  • 拝観料……300円
  • 御朱印……300円

浮御堂への行き方

車で行く場合は、県道558号線 仰木口の信号を琵琶湖の方に向かって進みます。

堅田高校と東洋紡の間の道を進むと「浮御堂駐車場」があります。

駐車場は無料で、そこから歩いてすぐ、浮御堂の門があるのですぐにわかります。

駐車場は結構広いです。

浮御堂駐車場

少し歩くと浮御堂の門があります。

浮御堂

堅田駅から浮御堂に行く方法

堅田駅から浮御堂に行くには、バスが出ているのでそれを利用されると便利です。

JR堅田駅西口のバス乗り場②番から100番、111番のバスが「堅田町内循環」で堅田出町や浮御堂前まで行きます。
(土日は浮御堂前までバスが出ています。平日は堅田出町でおり、歩いて行きます)

浮御堂前のバス停

バスは1時間に3本ほど出ていますが、事前にご確認をお願いします。

季節限定ですが、浮御堂の近くにある嶋屋のいちご大福は大粒いちごが丸ごと入っていておすすめです。

いちご大福の他にも季節のおすすめ商品があるので、浮御堂に行かれたらぜひ寄ってみてください。

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